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頻発するミスで責任感を意識した。

とはいえ「ここだ」と思える企業も見つからない中、ある日県出身の友人の誘いで参加したのが島袋の会社説明会でした。それまで名前すら知らなかった会社でしたが、説明会終了後に社内見学をしていると社員の方が気さくに話しかけてくれ、商品のことや会社のことを丁寧に教えてくれました。

また、その時に社長とお話する機会がありました。「社長」は雲の上の人と思っていたので、こんな身近な存在なのかという驚きと同時にすごく親近感が湧いたのを覚えています。

それまでの私は、就活で人柄や会社の雰囲気というものをあまり意識していませんでしたが、島袋の説明会や選考に参加してアットホームな雰囲気に魅力を感じました。「会社全体の平均離職率は驚異の2%」。会社が誇るその数字にも納得した記憶があります。

入社後の配属は商品の配送担当でした。店舗からの発注品を正確に揃えて1日に数回、お客さまである小売店に届けるという仕事です。取扱商品は約3万点。巨大な倉庫の中に保管されている膨大な商品の中には、似ていても形状が微妙に違うものもあり、注文を受けた内容に間違いがないかを綿密にチェックします。

入社してからしばらくは仕事に対する意識が低く、営業の先輩から注意されることが多かったです。まだ商品を全て覚えていない中でそれぞれの違いを把握できず、膨大な商品をチェックした「つもり」だったと思います。

でも責任を問われるのは商品をチェックして送り届けた私ではなく、注文を受けた営業の先輩です。ミスが続いたある日、営業の先輩から「部品が手元に届かなかったお客さまはどうなる?目先の営業ではなく、お客さまのことを考えて働きなさい」と注意されたときに仕事に対する意識が変わりました。

私の単純ミスが小売店、さらには商品を買いに来た業者さまに迷惑をかけてしまう。ひいては工期の遅れに繋がるかもしれない。そう考えられるようになったとき、仕事の責任を自分事として捉えられるようになり、今までの考えを見直すきっかけになりました。

これまでどこにどの商品があるのかさえ分かっていませんでしたが、まずは商品の大まかなメーカーや種類を覚えて、そこから細かい商品を確認するなど自分なりにミスを防ぐ工夫をしました。また、商品配送時に小売店に立ち寄った際には積極的に店員さんと会話することを心掛けました。

時には休憩時間を割いてでも、お客さまと関わって知識を広げ、信頼を深める努力を私なりにやっていました。配送の次のポジションである「営業助手」を見越して「仕事を半歩先回りする」ことを常に意識するようにしました。

3万点の商品を、すべて把握する。

地道な努力を重ねた結果、ミスが減り周囲にも仕事ぶりを認めてもらえるようになりました。今では全商品を把握しています。そして1年の配送業務を経た今年6月、営業助手として県内の大手小売店2店舗を任されるようになりました。店舗での商品の陳列などを手掛けています。

店頭で商品を並べていると、店員と間違えられてお客さまから話しかけられることがあります。そのときに「店員じゃありません」ではなく、「何をお求めですか?」という言葉を返すようにしています。

「どんな現場で働いてどんな工具が欲しいのか」。私たちにとって小売店のお客さまとの会話は商品の需要を知るいい機会です。会話を楽しみながらもアンテナを張って情報収集できてこそ、先回りの営業提案ができるようになると思います。

そんな営業ができるようになるために、今は一生懸命商品知識を深めています。社内勉強会には積極的に参加しています。見ているだけでは分からない細かな特徴なども実際の商品を使って学びます。

このような経験の積み重ねが、お客さま目線での商品案内、ひいては信頼関係の構築にもつながっていくと思います。とはいえ、店頭では自社商品以外の質問も多く、上手く答えられずに悔しい思いをすることもあります。

自社で取扱がない商品にも興味を持ち、知識を深めて顧客満足度を高めることも求められます。この仕事は「メーカーとエンドユーザーの橋渡し」です。お客さまへのサービスの追及が自己成長にもつながっていくというのが仕事のおもしろいところでもあり、やりがいでもあります。

飛び込んでみて、初めてわかる。

就職活動期間中、ずっと考えていたのは「自分の求める条件に合致する会社はほとんどない」ということです。そんな中でもやりたいことややってみたいことがあるなら、そこを追及して積極的な情報収集、企業へのアプローチなどを一生懸命取り組んだ方がいいと思います。

長い目で見ると就活に本気で取り組む期間なんてせいぜい1、2年。そのたった数年をどう過ごすかで、その後の自分の人生が大きく変わるといっても過言ではないと思います。

わからないことだらけで手探りの就活期間中は選考落選や試験の合否で悩み、落ち込むことももちろんあると思いますが、決して無駄な時間ではありません。私は就活中、興味ある企業から落選通知をもらったときにも「縁がなかった」と考えて気持ちを切り替えるようにしていました。

就活では仕事内容や待遇だけではなく、企業訪問して実際に人と会って話すことが大事です。直接社員の方から聞ける情報はとてもためになります。

弊社でも学生向けに職場体験やインターンシップを開催していますし、連絡をもらえたら直接社員と話せる場も設けています。また、配送が出るまでの動きなど、仕事の流れを間近で見学することもできます。

僕は学生時代ずっとスポーツ一筋でした。就職する前は、そんなスポーツの世界から全く知らない業界に飛び込むことはとても勇気が必要でした。しかし飛び込んでみると自分の視野が広がり、これまで体験できなかったことを通じて見聞が広がりました。

学生の皆さんも、少しでも興味がある世界があるなら、ぜひ一度思い切り飛び込んでみて下さい。企業や仕事内容を考えるとき「自分には合わないだろう」と決めつけてはいけません。行動を起こすことで、気が付くことや見えてくる世界があると思います。

ライター 名護 大輝さん:

大城さん、ありがとうございました!僕も学生ライターとして社会人の方に取材して、記事にまとめるたびに、その人の考え方や生き方から多くのことを学ばせて頂いております。それも勇気を出して、トポセシアさんの学生ライター募集に応募したからだと思っています。 「興味のあることには勇気をもって飛び込んでみる」そこから繋がることや気づくことがある。学生の背中を押す力強い一言だと思いました!


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